2017.01.18歯を抜いた部分に補う方法はどんなのがありますか?
歯を失ってしまった所を補う方法にインプラント、ブリッジ、入れ歯があります。
それぞれ長所、短所がありますので、簡単にご説明いたします。
インプラント(人口歯根)
長所:骨と密接に癒着しますので、しっかりなんでも咬めます。また、他の歯を加工する必要がないので単独で治療可能です。
短所:まずは保険が利かないので高額です。また、メンテナンスが天然歯より大変なのに保険が利かないので永遠と治療費が掛かります。
また骨量が重要で部位によっては追加手術などでさらに費用が掛かることがあります。
ブリッジ
長所:天然歯のように一切違和感なく今まで通り何でも咬めます。保険も無理な設計をしない限り適用されます。
短所:欠損をした両隣の歯を加工しなければならないのと、平行性を保つために切削量が多く必要です。保険では前歯以外は銀歯ですので、審美性に欠けます。
入れ歯(局部床義歯)
長所:既存の歯を加工することなく作成できます。保険も一部欠損から総義歯まで全てカバーされています。
短所:着脱式のためイメージが悪い。部分入れ歯ですとクラスプというバネで既存の歯に維持をさせるので審美性に欠ける。咬合圧負担が残存歯と粘膜負担になるため繊維質の様な食物は咬みにくかったりします。
当院ではこれらのことを患者さんに説明しながら、様々な要素を考慮に入れ患者さん一人一人にあったQOL(生活向上)を提案させていただいています。